❛美❜は、常に最強化していく生き物。
外見を変えることに注目されがちな昨今だが、ここで頭ひとつ、いや、ふたつくらい抜きん出た『美』を醸し出したいときは、内面を同時に整えていくことを強くお勧めする。
なんだか知らないけど、きれいが進化し続ける人は、小さな自由と新しい発見をたくさんしている。そして行動する、心のままに。
自由は自由でも、自分の中での譲れない、自由。
ひょっとしたら、他人から見たら何てことないことかもしれないけど。
でも、自分の中では重要なこと、ここだけは自分で舵を取りたいっていうところ、意外とたくさんあったりする。
仕事や遊び、on/offのスイッチ。
全力でやること、脱力してもよいこと。ホッとしたり怒りと向きあったり。私たちは忙しいのだ。ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは一日のうち最大で3万5000回の決断を下しているそうだ。
そりゃ脳だって疲れてくる。
いかに効率よく心身のバランスを取りながら気持ちよく、脳や心を解放して生きていくか。
この絶妙なバランスは、どんなテキストや本を読んだって参考にはならない、だって本当のところは自分がベストな答えを知っているから。
疲労困憊した会社の帰りにも、チケットを購入して映画を見に行ったり、『もはや動く気力が1%未満しかない』っている週末の朝に、わざわざ早起きして友達とカフェでロングトークしたり。
給料日目前、新作コスメを見に行くだけのつもりが、思いっきり購入してしまい、ほくほくとデパートを出る時の気分の良さ。
エンドレスでリピートしたい感動するアニメにどっぷりハマる。ついでにテーマソングのアーティストにもハマってみたり。
心のバランスをとるのに一役かってくれている、こういうものたちは、大事にしたほうがいい。
結局キレイを更新し続ける人って、こんな自分の欲求を見逃さないで自然に気楽に、ちゃちゃっと実行している。
よく「自分を好きかどうかわかりません」なんて声を聞くけど、そんなことはひとまず考えなくてもよくて、自分が「好きだな~やってみたいな」と感じることを大切にしていく。
心の声に従う。その積み重ねが、実はその答えにつながっていくんじゃないかな、と思う。
それの繰り返しで人生の一部分はできていくのだから。
とにかく窮屈さを感じる人生を過ごしていると、自然と顔にまで反射してくる。
だから忙しくても、やりたいことをやっている人は、なんだか顔つきが違う。
キレイ、とか、きらきらしてるとか、そんなのを超えた美しさが身についていく。
無意識にふと出た表情で、『あ、きれいな人』と思わせる強さが出てくるのだ。
ともすると❝ちょっとわがまま❞っていう人ほど、魅力的に感じるのはきっとここだ。
天井より少しの上のほうから、家族二人を眺めているような感覚
我が家では『ウツ病』と『ひきこもり』の二人とともに生活しているが、心はいつもフリーダムを貫いているので、私は一度も発狂したことがない。家族はそんなもの。この世でたまたま出くわしたメンバーなのだ。
かつては、うらやましさ満載の〇〇家の△□ちゃんと比べて、どんよりした時期もあるが、頭の中であれこれと比較図を構成したところで、別段に楽しいことなんてひとつも見つからなかった。
むしろ巨大な虚しさだけが心に残る。
それからは、私が今ここで、どういう生き方をするのが一番楽しいか、窮屈な思いをしないでいられるか、パッと切り替えて楽園気分を味わえるのか、そこを探求することのほうが、よっぽど意味があることに気づいた。
それでもって、この訓練が社会でも大きく役立ってくれていることを実感している。
だからね、きっといろんな経験を無駄にするかしないかは己が決めていいってこと。
家族である彼らを公正もしないし、否定もしない。
どんなことになったって、注目するのは、今のこの世で『自分がどういう人生を生きたいのか』これに尽きる。
言い訳してもなんにも始まらないっていうこの世界に気づいてからは、何よりも自分の一番の味方は、自分でいようと心に決めた。そして忠誠を誓う。
だって死ぬ間際になって『あいつのせいで人生が台無しになったな』とか思うことになったら、もう、、、どうする?!想像するだけで、だんだん吐き気がしてくる。
外や自宅で荒れている心のざわつきを吹き飛ばし、1日命を続けられたことに感謝して、夜ひとりでカフェラテを作って飲んでいる。うん、これってなかなか幸せなことじゃん?!と、にんまりする。
そして、そんな私のそばに集まってくれるひとがいて、なんだか家族のように思える時があったりして、来世はこの人たちと家族になるのかも、前世で恋人だったのかも、といろいろな思考が駆け巡ることがあって、その場の自分を楽しんでいくのって心地いい。
昨日よりも今日が少しでも幸せを感じられたかな。
もうじゅうぶん頑張ってるみんなが、明日はもっと足取り軽く生きていけますように。